しかし、ミーレ食洗機の導入を検討している皆さんには、ぜひ知ってほしいデメリットが3つあります。
- AutoDos(オートドス)機能は本当に必要?
- 操作パネルをセンサーボタンにして後悔。
- 食器の裏に水が溜まる。何とかならない?
この3つは、私が憧れのミーレ食洗機を導入し、2年以上使用した上で感じたデメリットです。
普段はミーレ食洗機に感謝しかないため、自信を持って皆さんにおすすめしています。3つのデメリット以外は、本当に満足できる食洗機です。
ここでは、ミーレ食洗機を2年以上利用して感じたメリット・デメリットを踏まえ、本気のレビューをお届けします。
ミーレ食洗機の購入を検討している方や、すでに購入を決めてオプションに悩んでいる方など、ミーレ食洗機購入前のすべての人に読んでほしい内容です。
AutoDos(オートドス)機能は本当に必要?

AutoDos機能とは
専用の「PowerDisk」洗剤を使い、洗浄サイクルごとに必要な量の洗剤を自動で投入してくれます。これにより、洗剤の量を手動で調整する手間が省け、常に最適な洗浄効果が得られます。
1つのPowerDiskで約20回の使用が可能なため、洗剤の補充頻度も少なく、利便性が向上します。

AutoDosのメリット

この機能を利用することで、日々の洗浄時間を夜間に設定しやすくなり、安価な電力を利用することが可能になります。
また、食器をセットした後に洗浄ボタンを押し忘れることもなくなります。(実際、我が家でもボタンの押し忘れが数回起きています。)
AutoDos機能を使わない理由

・匂いが苦手だった
・専用洗剤が買えなかった
匂いが苦手だった
ミーレ食洗機を購入した際に、専用洗剤「PowerDisk」がセットで付いてきました。
実際に使用したところ、妻が「匂いが苦手で気持ち悪い」と感じたため使用を断念しました。(私はあまり気になりませんでしたが。)
特に妊娠中は匂いに敏感だったため、このまま使い続けるのは難しいと判断しました。

ネットの口コミやインスタグラムでも「ミーレ食洗機は独特の匂いがする」という投稿を見かけましたが、その原因は専用洗剤「PowerDisk」であることが多いようです。
専用洗剤が買えなかった
購入可能な場所は、全国6箇所のMiele Experience Center(直営店)、全国各地のMiele正規販売店、Mieleオンラインストア、楽天市場、Amazonなどですが、私が購入しようとしたタイミングでは、オンラインでは売り切れ状態でした。
その点、フィニッシュタブレットはAmazon、ドラッグストア、ホームセンター、近所のスーパーでも購入可能です。使い続ける洗剤は、いつでもどこでも手に入る方が便利だと感じています。
以上の理由から、我が家ではAutoDos機能を使わない選択をしました。
AutoDos機能をなくすと初期費用で¥55,000、毎年¥28,835お得

AutoDos機能のある機種とない機種を比較すると、初期費用に大きな差があります。
AutoDosなし | AutoDosあり | |
![]() | ![]() | |
品番 | G 7104 C SCU | G 7314 C SCU AutoDos |
価格 | ¥ 352,000 | ¥ 407,000 |
たとえば、AutoDosがついていないG 7104 C SCU(¥352,000)と、AutoDosがついているG 7314 C SCU AutoDos(¥407,000)では、初期費用が¥55,000違います。
次に、洗剤のランニングコストも比較します。
「PowerDisk® All in 1洗剤 GS CL 4001 P」 | フィニッシュタブレット | |
![]() | ![]() | |
価格 | 1,980円 | 約1,500円前後(Amazonで150個入り) |
容量 | 400g(約20回分) | 150個入り(100個入、60個入もあります) |
使用量の目安 | 自動投入 | 4〜7人用で1個、8人用以上で2個 |
コストパフォーマンス | 約99円/回 | 約10円〜20円/回 |
1年間の使用量 | 36,135円 | 7,300円 |
「PowerDisk」の場合、定価1,980円で約20回使用できるため、1回あたり約99円です。
一方、フィニッシュタブレットは150個入りで約1,500円前後で購入可能で、1回2粒使用する場合でも約20円と大幅に安くなります。
AutoDos機能を検討する人へ
AutoDos機能はミーレ食洗機ならではの便利な自動洗剤投入システムです。しかし、本当に必要かどうかは個々のライフスタイルや価値観によります。
匂いが気になる場合は、Miele Experience Center(直営店)やMiele正規販売店で確認するのがおすすめです。
操作パネルをセンサーボタンにして後悔

ただ、センサーボタンタイプには意外と不便な点が多いと感じています。
操作パネルの種類
ミーレの食洗機の操作パネルは、プログラムセレクタータイプ(押しボタンタイプ)とセンサーボタンタイプ、タッチコントロールタイプの3種類があります。

プログラムセレクタータイプ(押しボタンタイプ):クラシックなデザインと明確でシンプルなユーザーインターフェースが特徴で、誰でも簡単に操作を行うことが可能です。

センサーボタンタイプ:表示されたプログラムのアイコンをタッチすることで、メニューを選択することが可能で、誰でも直感的に操作を行うことができます。

タッチコントロールタイプ:タッチパネルをスクロールやスワイプすることで、アイコンでプログラムを選択することができ、スマートフォンと同じように操作を行うことができます。
センサーボタンにして後悔した理由

センサーボタンを利用してみて、デメリットに感じる点が2つあります。
- 誤作動の多さ
- 子どものいたずら
誤作動の多さ
見た目がスタイリッシュなセンサーボタンですが、実際には少しの接触で反応してしまう点が結構不便です。
- 食洗機の前に立って料理をしている時、服がボタンに触れると反応してしまいます。
- 掃除中に画面を拭いている時にもボタンが反応してしまいます。
料理中に服やお腹が触れることで、洗浄中に操作がリセットされることや、勝手に洗浄がスタートしてしまう事が多々あります。
気を付ける以外の対策ができないため、正直ストレスを感じる瞬間もあります。
子どものいたずら
誤作動だけでなく、子どものいたずら対策という面でも、センサーボタンはデメリットに感じる事があります。
ミーレ食洗機のボタンは、小さな子どもの手の届く位置にあるため、簡単に触れて操作してしまうことがあります。
センサーボタンは、押しボタン式より珍しい光るボタンのため、我が家の1歳になる娘は、隙を見つけてボタンを触りいたずらしています。
ミーレにはドアの開け閉めを防ぐチャイルドロック機能がありますが、画面操作のロック機能がないため、誤操作を防ぐことができないのがデメリットです。
おすすめするボタンの種類

ミーレには3つの操作パネルの種類があります。どれもドア正面にボタンがあるため、誤作動を防ぐのは限界があります。
ボタンがドア面ではなく、ドア上部に操作パネルが配置された機種も存在します。例えば、G 7964 C SCVi AutoDosはボタンがドア上部にある機種ですが、価格が¥858,000と高額です。
誤作動防止のためだけにここまで費用をかけるのは現実的ではありません。操作パネルだけで考えるなら、押しボタンタイプも検討の余地があると感じます。
ちなみに、我が家で使用しているセンサーボタンのAutoDos機能付き G 7314 C SCi AutoDos(¥517,000)を、押しボタン式でAutoDos機能なしのG 7104 C SCU(¥352,000)に変更すると、初期費用で約¥165,000の節約が可能です。
これから購入を検討される方は、ぜひ参考にしてください。
食器の裏に水が溜まる。なんとかならない?

ミーレ食洗機は、乾燥機能が弱いという口コミをよく目にします。実際に使ってみた感想では、点数的には100点満点中80点といったところです。
ミーレ食洗機の乾燥方法

ミーレの食洗機は、余熱による自然乾燥を採用しています。洗浄が終了すると、ドアが自動で開き(オートオープン機能)、水蒸気を放出して乾燥を促します。
一方、国内メーカー(パナソニックやリンナイなど)の食洗機では、ヒーターを使った乾燥方式が多く、短時間で効率的に乾燥を行うことが特徴です。
また、同じ海外製のボッシュは余熱乾燥を採用していますが、オートオープン機能はありません。その代わりに、ゼオライトという鉱物を使用して湿気を吸収しつつ、温風で乾燥を行う仕組みを採用しています。
食器の裏に水が溜まる

余熱による自然乾燥の特性上、食器を片付ける際に裏側(特にお茶碗の溝部分)に水が溜まることが多いです。
これを毎回ふきんで拭く必要があるため、若干面倒だと感じることがあります。
SNSやネットの口コミでも「海外製食洗機は乾燥が甘い」という意見が見られますが、実際に使ってみた結果、たしかに完全に乾燥されることは稀です。
水が溜まるのを解決する方法

食器の裏に水が溜まらないようにするには、以下の工夫が効果的です。
中段ラックの斜めになっている部分(ヒンジ付きボウルラック)に、お茶碗やお椀をおいていきます。お椀の裏に水が溜まりやすいのですが斜めになっていることで、水が溜まることを防いでくれます。
食器は重ならないように、斜めにセットすることで水はけが良くなり、乾燥を促すことができます。

ミーレ食洗機のメリット9選

ミーレ食洗機を導入するメリットを9つ紹介します。
- 食器洗いの時間短縮
- 洗浄力が高く予洗い不要
- 操作がとても簡単
- 大容量で一度に大量の食器を洗うことができる
- 耐久性が高く20年以上使用可能
- デザイン性が高くどんなキッチンにも合う
- 省エネ性能が高い
- 比較的静かな動作
- 衛生的で手荒れしない
ミーレ食洗機はとにかくメリットが多いです。
しかし、デメリット以上にメリットの方が多いため、全ての人に本当におすすめができます。

2年以上使ってみて、本当にメリットだと感じたのは?

我が家では、2022年5月にミーレ食洗機を導入しました。すでに2年以上毎日利用していますが、もうミーレ食洗機がない生活には戻れないと感じています。
実際に使ってみて、改めて感じるメリットは以下の4つです。
- 食器洗いの時間短縮
- 洗浄力が高く予洗い不要
- 大容量で一度に大量の食器を洗うことができる
- 衛生的で手荒れしない
4人家族の我が家ですが、朝昼夕の3食分の食器を1回にまとめて洗浄しています。
手洗いでの食器洗いが嫌いな私でしたが、予洗い不要なので食器を入れてボタンを押すだけで本当に綺麗に仕上がります。
水に触れる時間が短縮され、手荒れもなくなったため、本当に満足しています。
まとめ
この記事では、実際に2年以上使用して気づいたデメリット3点を紹介しましたが、これらを知った上で購入を検討し、より満足度の高い選択をして欲しいです。
特にAutoDos機能の要不要や、操作パネルの選択、乾燥性能への理解は、購入後の後悔を防ぐポイントです。一方で、手洗いでは得られない快適さや時短効果、優れた洗浄力など、多くのメリットを実感できる製品であることは間違いありません。
ミーレ食洗機の導入を検討中の方にとって、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
ミーレ食洗機の購入を検討している方は、こちら↓↓↓の記事を参考にしてください。


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