海外製食洗機の特徴【ミーレVSボッシュVSガゲナウ】おすすめ人気メーカー3社を徹底比較!

食洗機の導入を検討する中で、こんな悩みや疑問をもっている人はいませんか?

  • 国内製食洗機と海外製食洗機の違いを知りたい。
  • 海外製食洗機にはどんなメーカーがあるの?
  • おすすめの海外製食洗機を知りたい。

最近の食洗機は、パナソニックやリンナイといった国内メーカーだけでなく、洗浄力の強い海外製食洗機の人気が高いです。

特に、ミーレやボッシュ、ガゲナウといった海外製食洗機は、洗浄力が高く予洗いが不要である点や、大容量であるところも人気のポイントです。

しかし、海外製食洗機を取り入れている人はまだまだ少ないため、口コミなどの情報があまりないのが現状です。

私自身、2022年の5月からミーレ食洗機を使用していますが、導入する際に他社メーカーと比較するための情報集めにとても苦労した経験があります。

今回、ミーレと人気の海外製食洗機メーカー3社(ミーレ、ボッシュ、ガゲナウ)について、各メーカーのカタログやホームページの情報をもとに、特徴・価格・機能を比較してまとめています。

また、海外製食洗機の特徴や、国内メーカーとの違いについても解説していきます。

これから食洗機を導入する予定の人で、すでに海外製食洗機に決めている人はもちろん、国内メーカーと迷っている人も、ぜひ最後まで読んでいただき、食洗機を選ぶ際の参考にしてください。

人気が高かったAEGですが、2024年12月末日をもって、AEGの食洗機を取り扱っているエレクトロラックス社が、日本事業から撤退したため、現在購入をすることはできません。

海外製食洗機でもっともおすすめなのはミーレ

比較した結果、トータルのバランスではミーレ食洗機が一番おすすめと言えます!

比較項目結論
価格帯一番安いのはミーレ、バランスが良いのはボッシュ
商品ラインナップ数ダントツでミーレが多い
洗浄モードの種類各メーカで大差はない
カウンター高さミーレはカウンター高さ850mmのシステムキッチンに対応
洗浄力ミーレ、ボッシュ、ガゲナウは予洗い不要
洗浄容量各メーカー600mmサイズなら12〜14人分の食器を一度に洗浄可能
節水・節電ミーレが一番少ない水と電気で洗浄可能。
水道代8.9 L / 2.33円+電気代0.7kWh / 18.9円=21.23円
静音性各メーカー42dB
製品寿命:ミーレは耐用年数20年
保証ボッシュは5年の長期保証
アフターサービスミーレはメーカーが直接対応
乾燥機能海外製食洗機は余熱乾燥が主流
その他特徴的な機能ミーレ:AutoDos、Miele@home
目次

国内製食洗機と海外製食洗機の違い

海外製国内製
主なメーカーミーレボッシュガゲナウパナソニックリンナイ三菱電機
タイプフロントオープンスライドオープン・据え置きタイプ
サイズ幅600mmが主流(450mmもあり)幅450mmが主流(小型のものが多い)
洗浄力強い(予洗い不要)予洗いは必要
乾燥方法余熱乾燥ヒーター乾燥が主流
価格約20万〜80万円20万程度
製品寿命耐用年数20年耐用年数10年

海外製食洗機の主な特徴

主なメーカー

主な海外製食洗機メーカー:ミーレボッシュガゲナウ

海外製食洗機といえばミーレを思い浮かべる人が多いです。ミーレは1899年にドイツで設立された、120年以上の歴史を持つ高級家電メーカーです。大容量のサイズと予洗い不要の洗浄力が人気で、誰もが一度は使ってみたい憧れの家電ブランドです。

ミーレと比較されるのが、同じドイツ発祥のボッシュです。ビルトイン食洗機の売上げでは世界No,1を誇り、日本においては、コストパフォーマンスを求めるユーザーに人気があります。

ミーレやボッシュより、歴史があるブランドがガゲナウです。現在はボッシュのグループにおける、高級家電ブランドとしての地位を確立していて、デザイン志向の高い消費者や富裕層に人気があります。

以前は、AEGというブランドも人気がありましたが、2024年12月末日をもって、AEGの食洗機を取り扱っているエレクトロラックス社が、日本事業から撤退してしまいました。現在は、日本国内での購入はできなくなっています。

タイプ:フロントオープンとスライドオープンの違い

海外製食洗機はフロントオープンタイプの食洗機が主流です。一方国内製食洗機はスライドオープンタイプが主流です主流です。

フロントオープンタイプは、扉を手前に引き下ろして開けるタイプの食洗機です。

引き出しのように開けるスライドオープンタイプと比較すると、食洗機内に収納できる食器の量が圧倒的に多いです。

品番G 5434 SCU SL ActiveNP-45MD9W
メーカーミーレパナソニック
価格(税込)¥ 253,000(設置費用除く)メーカー希望小売価格:
¥246,400円(設置費用除く)
サイズ(外形寸法mm)幅448×高さ805ー870×奥行き570幅448×高さ750ー850×奥行き62
容量7人分 51点(JEMA規格)
48点

フロントオープンやスライドオープンの違いについては、こちら↓↓↓の記事でも詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

サイズ

海外製の食洗機は、大容量であることが魅力です。

海外では、大家族でホームパーティーを頻繁に行うイメージがありますが、大量の食器を一度に洗うことができる大容量の食洗機は、一家に一台なくてはならない必需品のようです。

サイズは幅600mmが主流で、ミーレのフロントオープンタイプなら、一度に12人分 72点の食器を洗うことができます。4人家族なら、3食分の食器を一度に洗うことができる計算になります。

一方、国内製食洗機は、日本の狭いキッチンに合わせた幅450mmが主流です。据え置きタイプでは一人用のパナソニックのパーソナル食洗機SOLOTA NP-TML1も人気があります。

日本の住宅では、キッチンスペースがあまり広くないケースが多いため、海外製の食洗機を設置できないケースも多々あるため、事前に確認が必要です。

洗浄力

海外製食洗機は、洗浄力の高さが魅力です。

予洗いが不要なため、使った食器をそのまま食洗機に入れて洗浄することができます。

一方国内製食洗機は、予洗い不要の機種は少なく、基本的には予洗いをしてから食洗機にセットをする必要があります。一度洗ってから食洗機に入れる手間を考えると、あまり効率的ではないように感じます。

海外製食洗機と国内製食洗機の洗浄力の違いがある理由は、大きく3つあります。

  • 圧倒的なパワーと高温での洗浄:高温で洗浄するため、頑固な油汚れまでしっかりと洗浄してくれる。
  • センサーで判断する便利なオート洗浄:センサーで汚れの度合いを判断し、効率的に洗浄してくれる。
  • 3か所のスプレーアームで様々な角度から洗浄:スプレーアームが上、中、下の3か所についているため、様々な角度から洗浄をしてくれる。

予洗い不要での食洗機は一度使うと、あまりの快適さに、もう食器を手洗いしていたころには戻れません。

海外製食洗機が予洗い不要な理由については、こちら↓↓↓の記事に詳しく書いてあります。

乾燥方法

海外製食洗機は乾燥機能が弱いという口コミをよく目にします。実際に我が家でミーレ食洗機を使ってみた感想では、点数的に100点満点中80点といったところです。

そもそも、海外製食洗機と国内製食洗機では、乾燥方法が大きく異なります。

海外製食洗機は、余熱乾燥を採用しています。洗浄が終了すると、ドアが自動で開き(オートオープン機能)やゼオライトという鉱物を使用して湿気を吸収しつつ、温風で乾燥を行う仕組みで乾燥を促します。

一方、国内メーカー(パナソニックやリンナイなど)の食洗機では、ヒーターを使った乾燥方式が多く、短時間で効率的に乾燥を行うことが特徴です。

乾燥機能としては、ヒーター乾燥の方が仕上がりが良いです。余熱乾燥では、食器の裏に若干水が溜まったり、水滴が残っていたりすることが多々あります。

国内製食洗機メーカーと海外製食洗機メーカーの比較

品番G 5434 SCU SL ActiveRSW-F403C-B
メーカーミーレリンナイ
価格(税込)¥ 253,000(設置費用除く)¥233,200(設置費用除く)
サイズ(外形寸法mm)幅448×高さ805ー870×奥行き570幅448×高さ755ー875×奥行き564
容量7人分 51点(JEMA規格)56点 8人分
節水6L / 2.1円(ECOプログラム時)約12L
節電0.55kWh / 14.9円(ECOプログラム時)0.6kWh(標準コース時
静音性46dB42dB
予洗い不要必要
洗浄プログラム自動モード、ECOなど9種類標準、夜エコ、スピーディ、念入りの4種類
乾燥方法余熱乾燥(AutoOpen機能なし)乾燥機能あり(ヒーター乾燥)
製品寿命20年を想定記載なし
保証2年(1年、3年、8年の延長可能)1年(5年まで延長可)
アフターサービスミーレ・カスタマーサービスが対応リンナイ相談窓口に連絡
バリエーション幅450が9種類、幅600が11種類フロントオープンタイプ6種類
スライドオープンタイプ9種類
特徴ミーレ食洗機の最低価格商品リンナイの最低価格帯
予洗い不要の強力洗浄バイタル除菌洗浄
センサーで汚れを感知して洗浄ソフト排気機能
ComfortCloseでドアを任意の位置で開けたままにできる。ワンタッチでドアの開閉
名称海外製食洗機メーカー国内製食洗機メーカー
ミーレボッシュガゲナウパナソニックリンナイ三菱電機
比較機種幅600フロントオープン幅600フロントオープン幅600フロントオープン幅600フロントオープン幅450フロントオープン幅450スライドオープン
価格帯(税込)¥374,000~¥858,000¥423,500¥569,800〜¥726,000¥517,000¥233,200~¥267,300¥181,500〜¥325,600
フロントオープン幅600:12機種
幅450:9機種
幅600:2機種
幅450:2機種
幅600:2機種
幅450:1機種
幅600:1機種幅450:6機種
スライドオープンディープタイプ:11機種
ミドルタイプ:6機種
ワイドタイプ:1機種
深型:4機種
標準:4機種
後付:1機種
深型:3機種
浅型:4機種
据え置きタイプ分岐水栓式:5種類
タンク式:2種類
予洗い不要不要不要フロントオープン:不要
スライドオープン:必要
据え置き:必要
必要必要
洗浄容量(最大)12人分 72点(JEMA規格)12人分 84点(JEMA規格)14人分約12人分(72点)56点 8人分44点(約6人用)
節水8.9 L(ECOプログラム時)9.5L(エコ50°C使用時)記載なし15.1L(汚れレベル2)12L(標準コース時)約11L(おまかせエコ時:約8.3L)
節電0.7kWh(ECOプログラム時)0.9kWh (エコ50°C使用時)記載なし0.92 kWh0.6kWh(標準コース時)記載なし
保証2年(3年、5年、10年まで延長可安心の5年長期保証2年間1年(5年、8年、10年まで延長可1年(5年まで延長可)1年(5年、8年、10年まで延長可
アフターサービスミーレ・カスタマーサービスが対応輸入代理店がメールと電話で対応輸入代理店、取り扱い販売店が対応メーカー専用窓口に電話かメールリンナイ相談窓口に連絡
三菱電機
お客さま相談センターへ電話
特徴海外製食洗機といえばミーレ。
予洗い不要の洗浄力と豊富なラインナップが魅力。
価格のバランスが取れた食洗機。
食洗機の販売個数は世界N0,1
高級路線の食洗機。
デザイン性が高く、富裕層に人気。
国内有数の家電メーカー。ビルトインから据え置きタイプまで、ラインナップが豊富。新築用、リフォーム用共に、ラインナップされている。大手総合電気メーカーの1つ。
コスト面

海外製食洗機と国内製食洗機を比較すると、国内製食洗機の方がコストが安い傾向にあります

ただし、モデルや性能、サイズの違いがあるため、一概に比較することはできません。

ミーレ・パナソニック・リンナイは、豊富な機種を取り揃えているため、価格帯も幅広くなっています。

設置

設置に関しては、海外製より国内製の方が若干サイズが小さいため、より多くのシステムキッチン設置することが可能です。

海外製の場合、ミーレはボッシュやガゲナウより、高さが5mm小さく設計されているため、設置できるシステムキッチンの種類が多いです。

食洗機が設置可能なシステムキッチンについて、詳しくはこちら↓↓↓の記事を参考にして下さい。

容量

容量に関しては、海外製食洗機の方が多く食器を洗うことが可能です。

理由としては、海外製食洗機で取り入れているフロントオープンタイプの方が、スライドオープンタイプや据え置きタイプより、多く洗うことができるからです。

大量の食器を洗いたい方は、海外製食洗機がおすすめです。

性能面

性能的には、洗浄力では圧倒的に海外製食洗機がおすすめです。

海外製食洗機は予洗いが不要なため、使った食器をそのまま食洗機に入れて洗うことができます。国内製食洗機では、パナソニックのフロントオープンタイプは予洗い不要ですが、パナソニック製のシステムキッチンにのみ設置可能なため、新築時やキッチンのリフォーム時には検討をしてみてもいいです。

節水、節電といった面でも海外製食洗機の方が性能が高いです。

まとめ

コスト的には国内製食洗機メーカーが安いが、予算の問題が解決できるのであれば海外製食洗機がおすすめ。ただし、寸法的に設置が可能かどうか、判断が必要。

ミーレ・ボッシュ・カゲナウ 各メーカーの特徴

ミーレ(Miele)

フロントオープンの食洗機といえばミーレ言わずと知れた人気食洗機メーカー。

会社の歴史

ミーレは1899年にドイツで設立され、120年以上の歴史を持つ高級家電メーカーです。創業以来、「Immer Besser(常により良いものを)」をモットーに掲げ、品質の高さと耐久性を重視した製品作りを行っています。

ブランドイメージと

ミーレは、家電製品の中でも特に耐久性と信頼性に優れた高級ブランドとして知られています。製品の平均寿命は20年とされ、ドイツ国内のみならず、世界中でプレミアムブランドとしての地位を確立しています。

市場での位置づけ

ミーレは高価格帯のプレミアム市場に位置しており、特に品質やデザインにこだわる消費者層に支持されています。特に食洗機においては、その強力な洗浄力と静音性が評価され、欧州を中心にグローバル市場で高いシェアを誇ります。

ボッシュ(Bosch)

コストパフォーマンスに優れ、静かさと省エネ性能の両立した、信頼のドイツブランドのボッシュ。

会社の歴史

ボッシュは1886年にロバート・ボッシュによってドイツで設立されました。当初は精密機械と電気工学を専門とする会社としてスタートしましたが、後に自動車部品、電動工具、家電製品などの分野で世界的に成長しました。

ブランドイメージ

ボッシュは、信頼性の高い家電製品を提供することで広く知られています。特に耐久性とコストパフォーマンスに優れた製品ラインアップを持ち、家庭用電化製品の主要ブランドとして地位を確立しています。

市場での位置づけ

ボッシュの食洗機は中価格帯から高価格帯にかけて幅広い製品ラインを持ち、家庭向け市場でのシェアが高いです。ビルトイン食洗機の売上げでは世界No,1です。特にヨーロッパ市場で強く、エネルギー効率や静音性に優れたモデルが多くの家庭で選ばれています。

ボッシュとミーレの比較はこちら↓↓↓の記事をご覧ください。

ガゲナウ(Gaggenau)

卓越したデザインと最高級の使い心地といえば、ドイツ発祥のガゲナウ

会社の歴史

ガゲナウは1683年にドイツで設立され、当初は鉄器製造業としてスタートしました。19世紀後半には家庭用キッチン機器の製造に着手し、現在では高級家電ブランドとして知られています。1995年にボッシュ・シーメンス・ハウスゲレーテ(BSH)に買収されましたが、独立したブランドとしての地位を保っています。

ブランドのイメージ

ガゲナウは、その卓越したデザインと高い技術力で有名です。特にプロフェッショナル志向の強いキッチン機器を提供しており、職人の手による高品質な仕上げが特徴です。デザイン性が高く、シンプルでミニマルな美学を持つ製品が多いです。

市場での位置づけ

ガゲナウは高級市場に位置しており、特にデザイン志向の高い消費者やプロフェッショナルな使用を目的とする顧客に支持されています。市場での存在感は限られていますが、富裕層を中心に非常に高い評価を得ています。

ガゲナウとミーレの比較はこちら↓↓↓の記事をご覧ください。

食洗機メーカーの価格帯と基本スペックの比較

海外製食洗機を比較をするため、今回は各メーカーのフロントオープンタイプの価格と、主要モデルの基本スペックについてまとめました。

価格帯:一番安いのはミーレ、バランスが良いのはボッシュ

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ミーレボッシュカゲナウパナソニックリンナイ
幅600mm¥374,000¥858,000¥423,500¥569,800〜¥726,000¥517,000対象製品なし
幅450mm¥253,000~¥451,000¥273,900~¥363,000¥404,800対象商品なし¥233,200~¥267,300
価格は税込価格

価格で比較すると、600mmサイズでは、最安値、最高値の機種はともにミーレでした。ここまでの価格差があるのは、商品ラインナップが多いからで、ミーレは価格や機能での選択肢が広いといえます。

450mmでは、最安値はリンナイの食洗機で、最高値はミーレでした。

ボッシュは比較的コストを抑えているイメージで、ガゲナウはボッシュの上位グレードの機種といった位置付けになっています。

パナソニックは、2023年12月についにフロントオープンタイプの食洗機を発売しました。価格は比較的高価格ですが、国内メーカー初の600mmサイズの食洗機ということで、これから人気が高まっていくと思います。
(※パナソニックのフロントオープンタイプの食洗機はシステムキッチンセット販売専用商品のため、商品単体での販売はおこなっていません。

商品ラインナップ数はダントツでミーレが多い

ミーレボッシュカゲナウパナソニックリンナイ
幅600mm12
幅450mm9

商品ラインナップ数で見るとミーレがダントツで多いです。他のメーカーが各サイズ1〜2機種に対して、ミーレは600mmが12機種、450mmが9機種と圧倒的なバリエーションが用意されています。

ミーレは価格に幅がある分、価格と機能のバランスを考えて、ニーズにあった機種を選ぶことが可能です。

各メーカの主要モデルの基本スペック比較

各メーカーの主要モデルの基本スペックをまとめました。

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ミーレボッシュガゲナウ
品番G 7314 C SCi AutoDosSMV4ZDX016ドア面材取付タイプDI 260 400
価格¥ 517,000¥423,500¥569,800
サイズ600mm600mm600mm

リンナイはサイズが450mmしかないため単純に比較はできませんが、低コストで設置することが可能です。

600mmサイズで比較をすると、コストパフォーマンス的に優れているのはボッシュです。ガゲナウはボッシュの上位グレードのため、値段的には少し高めの設定になっています。

ミーレは、機能が充実していますが、その分値段が高めの設定です。

パナソニックのNP-60EF1Wは、システムキッチンセット販売専用商品のため、商品単体での販売はおこなっていません。

ミーレ:G 7314 C SCi AutoDosの基本スペック紹介

ミーレ
洗浄モード
QuickPowerWash短時間での洗浄
ECO水と電力の節約モード
基本情報自動自動洗浄モード
品番G 7314 C SCi AutoDosインテンシブ75 ℃高温での強力洗浄
価格¥ 517,000ジェントル優しく洗浄
設置可能高さ810mm〜875mm(開口部)庫内洗浄庫内を清潔に保つ
洗浄容量16人分(アジア基準)/ 12人分 72点(JEMA規格)その他4つのプログラムと5つのオプション
節水8.9 L / 2.33円(ECOプログラム時)利便性
節電0.7kWh / 18.9円(ECOプログラム時)AutoDos洗剤自動投入機能
静音性42dB / 39dB(エクストラクワイエット運転時)ComfortCloseドアを任意の位置で開けたままにできる
予洗い不要Miele@home機器のネットワーク化
製品寿命20年を想定ディスプレイセンサーボタン
保証2年(1年、3年、8年の延長可能)乾燥機能オートオープン乾燥
アフターサービスミーレ・カスタマーサービスが対応センサードライ

ボッシュSMV4ZDX016の基本スペック紹介

ボッシュ
洗浄モード
エクスプレス65℃短時間で洗浄
エコ50℃水や電力の使用を抑える省エネ洗浄
基本情報オート45~65℃汚れ具合をセンサーで感知
品番SMV4ZDX016ドア面材取付タイプパワフル70℃汚れのひどい食器や鍋などの洗浄
価格¥423,500(税込)クイック45℃軽い汚れの食器などを短時間で洗浄
設置可能高さ815mm〜875mm(開口部) マシンケア庫内のクリーニング
洗浄容量12人分 84点(JEMA規格)その他2つのプログラムと4つのオプション
節水9.5L(エコ50°C使用時)利便性
節電0.9kWh / 28円(エコ50°C使用時)アクアストップ水漏れ防止機能
静音性42dBオートポーズ運転中にドアが開くと自動で運転停止
予洗い不要ボタンロックワンタッチでパネルのロック
製品寿命記載なし
保証安心の5年長期保証乾燥機能ゼオライト・ドライ
アフターサービス輸入代理店がメールと電話で対応予熱乾燥

ガゲナウ:DI 260 400の基本スペック紹介

ガゲナウ
洗浄モード
オート 65℃~75℃高温での洗浄
オート 45℃~65℃通常モードの洗浄
基本情報オート 35℃~45℃低温での洗浄
品番DI 260 400エコ 50℃節水・節電モード
価格¥569,800高速 45℃時間短縮
設置可能高さ815mm〜875mm(開口部)マシーンケア庫内を常に衛生的に保つ
洗浄容量14人分その他プログラムが1つとオプションが4つ
節水利便性
節電操作パネル位置天面
静音性42dB操作方法タッチキー
予洗い不要乾燥機能ゼオライトテクノロジー
製品寿命記載なしバスケットフレックス プラス バスケットシステム
保証2年間アクセサリーワイングラスホルダー
アフターサービス輸入販売店、取り扱い販売店が対応エクストラクリーニングエリアON/OFF切り替え可能

ミーレ・ボッシュ・ガゲナウを徹底比較

洗浄モードの種類は各メーカで大差はない

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ミーレボッシュゲナウ
ECOモードECO 50°Cエコ50℃エコ 50℃
自動洗浄自動45-65℃オート45~65℃オート 45℃~65℃
短時間洗浄QuickPowerWashエクスプレス65℃高速 45℃
通常の汚れに対応PowerWash60°C
頑固な汚れに対応インテンシブ75 ℃ パワフル70℃オート 65℃~75℃
熱に弱い食器(軽い汚れ)に対応ジェントルクイック45℃オート 35℃~45℃
庫内洗浄庫内洗浄マシンケアマシーンケア
その他4つのプログラムと5つのオプション2つのプログラムと4つのオプション1つのプログラムと4つのオプション

洗浄モードについては各メーカーで、同様の機能を有したプログラムを用意しています。

センサーを使って汚れや食器の量を判断して洗浄する自動洗浄モードや、水や電気の量を最小限に抑えたECOモード、短時間洗浄や、汚れに応じだ洗浄モードなど、名前は違いますが各メーカーともに、ニーズに合った方法で洗浄できます。

通常の汚れで使用するモードがないメーカーは、基本的には自動洗浄モードで対応ができます。また、食洗機内を清潔に保つ庫内洗浄モードも搭載しています。

リンナイはサイズが違うため他のメーカーよりプログラム数が少ないですが、基本的な洗浄プログラムは搭載されています。

結論としては、洗浄プログラムについてはメーカーによって違いはほとんどないといえます。

カウンター高さの違いを比較

各メーカーの食洗機ごとに、設置不可なシステムキッチンがある理由は、食洗機本体の寸法にあります。

食洗機の寸法(外形寸法)に対して、システムキッチンの開口部の高さが低い場合、設置することができません

各メーカーを比較すると、5mmずつ寸法が違うのですが、この5mmによって設置できるかどうかが変わってくるのです。

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ミーレボッシュガゲナウ
設置可能高さ810mm〜875mm(開口部)815mm〜875mm(開口部)815mm〜875mm(開口部
リンナイのみ450mmサイズ。他は600mmで比較。

タカラスタンダードのレミューの場合

例えば、ボッシュに対応しているシステムキッチンメーカータカラスタンダードのレミューという商品の場合、キッチンカウンターの高さが850mmで、カウンター天板の厚みが30mmです。つまり開口部の高さは820mmとなります。

各食洗機の設置可能高さを見てみると、最低寸法が一番高いのがボッシュとガゲナウの815mmですが、全てのメーカの食洗機が820mmに収まっているため、寸法的には設置が可能ということがわかります。

850mm ー 30mm = 820mm →→→ 全ての食洗機が寸法的に設置可能

クリナップ のステディアの場合

クリナップ のステディアというシステムキッチンの場合、キッチンカウンターの高さが850mmで、カウンター天板の厚みが40mmです。つまり開口部の高さは810mmとなります。

各メーカーの設置可能高さの最低寸法を見てみると、ボッシュが815mmガゲナウも815mmとなっていて、開口部の高さ810mmを超えてしまっています。この場合たった5mmや10mmですが、残念ながら設置することができません。

850mm – 40mm = 810mm →→→ ボッシュ、ガゲナウの食洗機は設置不可

海外メーカーの中で、ミーレが一番小さい寸法になっていますが、各メーカーごとに設置可能かどうかは、システムキッチンメーカーや、リフォーム会社に相談をして確認してもらう必要があります。

洗浄力・洗浄容量・節水・節電・静音性の比較

食洗機を比較する際に、洗浄力や洗浄容量、節水、節電、静音性なども重要な要素となります。

各メーカーのカタログやホームページから抜粋してまとめました。

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ミーレボッシュガゲナウ
予洗い不要不要不要
洗浄容量12人分 72点(JEMA規格)12人分 84点(JEMA規格)14人分
節水8.9 L(ECOプログラム時)9.5L(エコ50°C使用時)記載なし
節電0.7kWh(ECOプログラム時)0.9kWh (エコ50°C使用時)記載なし
静音性42dB / 39dB(エクストラクワイエット運転時)42dB42dB

洗浄力

海外製食洗機は、予洗い不要の洗浄力が人気の秘密です。

各メーカーともに、予洗い不要とうたっています。

洗浄容量

洗浄容量については、メーカーごとに表記する規格が違うため、厳密に比較することができません

一般的には600mmサイズの場合、12〜14人分の食器を一度に洗浄することができます。つまり各メーカー共に、4人家族の3食分の食器を一度に洗浄することができるということです。

我が家ではミーレ食洗機を使用していますが、4人家族で3食分の食器を1回の洗浄でギリギリ洗うことができています。

節水・節電

節水・節電に関しても、各メーカーで計測しているプログラムに違いがあるため、正確に比較はできませんが、ミーレ食洗機が一番少ない水と電気で洗浄できるということになっています。

ミーレ食洗機:水道代8.9 L / 2.33円+電気代0.7kWh / 18.9円=21.23円 圧倒的に安い
手洗い時:水道代35円 

静音性

静音性に関しては、各メーカ共に42dBとなっています。

ちなみに40dBが静かな図書館や郊外の夜間の音レベルの静かさなので、各メーカー静音性は高いといえます。

・各メーカ予洗いは不要、洗浄容量は12〜14人分の食器を洗浄可能
節水・節電はミーレがおすすめ。静音製に大きな差はない。

製品寿命・保証・アフターサービスの比較

製品寿命

製品寿命に関しては、カタログに記載がないメーカーが多い中、ミーレは20年を想定した試験を行っているとアピールをしているため、耐久性には自信があるということでしょう。基本的に電化製品の寿命というは10年程度を想定しているため国内メーカーは10年ほどの寿命を想定しているはずです。

また海外メーカーは、耐用年数15〜20年を想定していると言われているため、ボッシュやガゲナウも15年〜20年を想定している可能性があります。

保証

保証に関しては、1年〜5年と差がありますが、多くのメーカーで有償にて保証の延長が可能となっています。

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ミーレボッシュガゲナウ
製品寿命20年記載なし記載なし
保証2年(3年、5年、10年まで延長可安心の5年長期保証2年間
アフターサービスミーレ・カスタマーサービスが対応輸入代理店がメールと電話で対応輸入代理店、取り扱い販売店が対応
リンナイのみ450mmサイズ。他は600mmで比較。

アフターサービス

アフターサービスに関しては、ミーレはメーカーで直接対応をしてくれます。

ボッシュ、ガゲナウは、海外メーカーのため輸入代理店や取り扱い販売店が対応をしてくれますが、修理に時間がかかったり対応が遅かったりと、少し不便な一面もあるようです。

同じ海外メーカーでもミーレには、ミーレジャパンという日本法人があるため、安心してアフターサービスを任せることができます。我が家でも、一度不具合があってカスタマサービスに連絡をしましたが、都合に合わせて最短日で調整をしてくれました。もちろん保証期間内だったため無償で修理をしてくれました。

ミーレのトラブルに関してはこちら↓↓↓の記事をご覧ください。

乾燥機能:余熱乾燥とヒーター乾燥の2種類

乾燥機能の比較

食洗機を使うメリットの一つに、食器を乾燥までしてくれるという点があります。各メーカー乾燥方法に違いあるため、特徴についてまとめました。

メーカー乾燥機能説明
ミーレ余熱乾燥洗浄の最後に75℃の高温のお湯を使ってすすぎを行い、その余熱で乾燥を行う
オートオープン乾燥洗浄が終了した後に自動でドアが開き、自然乾燥を促進する
センサードライセンサーによって食器の量を確認し、庫内の温度と室温を測定。効率良く乾燥。
ボッシュ余熱乾燥洗浄時のお湯の熱を蓄熱した食器が水滴を蒸発させる
ゼオライト・ドライゼオライト(湿気を吸収しつつ発熱する環境にやさしい鉱物)を使用して乾燥時は食器や庫内から放出される湿気を吸収しながら温風を出す
ガゲナウ余熱乾燥洗浄時のお湯の熱を蓄熱した食器が水滴を蒸発させる
ゼオライトテクノロジーゼオライト(湿気を吸収しつつ発熱する環境にやさしい鉱物)を使用して乾燥時は食器や庫内から放出される湿気を吸収しながら温風を出す

乾燥機能は大きく分けて、余熱乾燥とヒーター乾燥の2種類あります。

余熱乾燥

ミーレ、ボッシュ、ガゲナウの海外メーカーは余熱乾燥を採用しています。

余熱乾燥の中でも、ミーレとAEGは、洗浄時やすすぎ時のお湯の熱を蓄熱し、その余熱で食器が水滴を蒸発させる方式を採用しています。さらに、乾燥工程になると自動でドアが開き、自然乾燥を促進する機能が付いています。

ボッシュ、ガゲナウは余熱乾燥でもオートオープン機能は付いていません。代わりに、ゼオライトと呼ばれる湿気を吸収しつつ発熱する環境にやさしい鉱物を使用して、乾燥時に食器や庫内から放出される湿気を吸収しながら温風を出すことで乾燥を行っています。

ヒーター乾燥

パナソニック、リンナイといった国内メーカーではヒーター乾燥を採用しています。

ヒーター乾燥は、ヒーターで熱した温風を食洗機内に送り込むことで乾燥を行う機能です。中に溜まった温風は、温度を下げて排出を行う機能もついているため、小さな子どもがいる家庭でも安心して使用できます。

パナソニックは、ナノイーXと呼ばれる、除菌効果のある清潔イオンを使ってカビや花粉、菌・ウイルス、ニオイなど、さまざまな有害物質を抑制する機能まで搭載しています。

乾燥機能に関しては、ヒーター乾燥の方が乾きが良いのですが、余熱乾燥でも十分満足のいく乾燥効果を得ることができます。

我が家で使用しているミーレ食洗機でも、乾燥状況は100点とはいえませんが、80点以上の満足度を感じることができています。特に自動でドアが開くオートオープン機能はおすすめで、熱が食洗機内に篭ることなく乾燥を行うことができます。

各メーカーの特徴的な機能

特徴的な機能

最後に、各メーカーごとに特徴的な機能を3つずつ紹介していきます。

メーカー機能説明
ミーレAutoDos洗剤自動投入機能
ComfortCloseドアを任意の位置で開けたままにできる
Miele@home機器のネットワーク化
ボッシュアクアストップ水漏れ防止機能
オートポーズ運転中にドアが開くと自動で運転停止
ボタンロックワンタッチでパネルのロック
ガゲナウ操作パネルドアの天面についていて、タッチキーで操作
バスケットフレックス プラス バスケットシステム
エクストラクリーニングエリアON/OFF切り替えが可能

ミーレの機能が充実

各メーカーで同じような機能がついている中で、特徴的なのはやはりミーレについているAutoDosとよばれる洗剤自動投入機能です。

従来の食洗機では、使用ごとに手動で洗剤を投入する必要がありましたが、AutoDos機能を搭載したミーレの食洗機では、専用の「PowerDisk® All in 1洗剤 GS CL 4001 P」を使用することで、洗剤の投入が自動化されます。

また、Miele@homeと呼ばれるインターネットを利用したシステムによって、家電機器のネットワーク化に対応しています。専用のMieleアプリを使うことで、食洗機だけでなく、洗濯機やオーブンなどのミーレ家庭用機器の状態をいつでも見ることができ、いつでもどこでも簡単に操作をすることが可能になります。

ミーレにはない機能でおすすめのメーカーはAGEとパナソニック

ミーレ食洗機にない機能で、おすすめする機能は、AEGのComfort LiftパナソニックのナノイーX送風 です。

Comfort Liftは、下部バスケットを上に持ち上げることができる機能で、食器を出し入れする際に、下部のバスケットが上に上がってくるため、腰を曲げなくても出し入れすることが可能になります。

パナソニックのナノイーX送風は、食洗機内や食器類を清潔に保つ機能として、本当におすすめすることができます。

まとめ

比較項目結論
価格帯一番安いのはミーレ、バランスが良いのはボッシュ
商品ラインナップ数ダントツでミーレが多い
洗浄モードの種類各メーカで大差はない
カウンター高さミーレはカウンター高さ850mmのシステムキッチンに対応
洗浄力ミーレ、ボッシュ、ガゲナウは予洗い不要
洗浄容量各メーカー600mmサイズなら12〜14人分の食器を一度に洗浄可能
節水・節電ミーレが一番少ない水と電気で洗浄可能。
水道代8.9 L / 2.33円+電気代0.7kWh / 18.9円=21.23円
静音性各メーカー42dB
製品寿命:ミーレは耐用年数20年
保証ボッシュは5年の長期保証
アフターサービスミーレはメーカーが直接対応
乾燥機能海外製食洗機は余熱乾燥が主流
その他特徴的な機能ミーレ:AutoDos、Miele@home

今回の比較記事では、ミーレ、ボッシュ、ガゲナウといった海外製食洗機の人気メーカーを徹底的に比較しました。

食洗機選びは、単なる家電の購入ではなく、日々の生活をより快適にするための大切な選択です。各メーカーにはそれぞれの強みがあり、どの製品が最適かはあなたのニーズやキッチン環境に大きく依存します。

ミーレは高い品質と耐久性、豊富なラインナップで多くの選択肢を提供してくれます。一方で、ボッシュはコストパフォーマンスやデザインに優れ、ガゲナウは独自の機能で他にない価値を提供しています。

最終的に、機能やデザイン、価格帯のバランスを考慮して、どの食洗機が最適か判断して機種を選ぶことが大切です。この記事が、あなたの理想的な食洗機選びの一助となることを願っています。

ミーレの食洗機の中でどの機種を選べば良いかわからない人はこちら↓↓↓の記事も参考にしてください。

ミーレ食洗機の導入をお考えの方へ、購入から設置、使用方法までの全プロセスをまとめました。詳しくは、こちら↓↓↓の記事をご覧ください。

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