ミーレ食洗機を使用する中で、せっかくの大切な食器やアイテムをダメにしてしまった経験はありませんか?
ミーレ食洗機は非常に便利ですが、すべての種類の食器を洗えるわけではありません。
一部の素材やアイテムは、ミーレ食洗機の高温や強力な洗浄力に耐えられず、変形や劣化、損傷のリスクがあります。
私は2022年5月〜ミーレ食洗機を使用していますが、これまでにプラスチック製品や、木製品、鋼製品などをダメにしてしまった経験があります。
この記事では、ミーレ食洗機で洗えないアイテムや失敗例、さらに予防策や適切な手入れ方法、おすすめの商品を紹介します。ぜひ参考にして、ミーレ食洗機を安全に使ってください。
ミーレ食洗機で洗えないもの7選
ミーレ食洗機に限らず、食洗機に対応していない製品はたくさんあります。食洗機で洗う際に注意が必要な商品を7つ紹介します。
・木製品(木製の食器やカトラリー)
・金属製品(鋳鉄、銅、錫、アルミ、貴金属、ナイフ、カトラリー)
・ガラス製品(クリスタルガラス、繊細なワイングラス)
・プラスチック製品(軽量なプラスチック、特に高温に弱いもの)
・シリコンやゴム製品(シリコン蓋、ゴムパーツ)
・テフロン加工品(テフロンフライパン)
・装飾やコーティングが施されたもの(漆器、ラッカー仕上げ、メッキの食器)
木製品(木製の食器やカトラリー)
例えばスプーンやサラダボウル、パンなどを乗せるカッティングボードなど、多くの家庭で使用していると思いますが、残念ながら食洗機での洗浄はNGです。
理由:木は水分を吸収しやすく、高温の水と乾燥によって変形やひび割れが起こる可能性があります。また、表面のコーティングが剥がれることがあります。
対策:木製品は手洗いし、乾燥させる際には直射日光を避け、自然乾燥させるのが理想です。
金属製品(鋳鉄、銅、鋼、アルミ、貴金属、ナイフ、カトラリー)
鋳鉄製のダッチオーブンや、最近流行りの銅製のマグカップ、鋼製の包丁などは、食洗機を使用することで錆や変色などが起き、金属製品の良さが台無しになってしまう可能性があります。
理由:鋳鉄や銅、鋼などは食洗機内の湿気や洗剤により錆びたり、表面が変色することがあります。特に鋳鉄は食洗機の水分によって錆びやすく、コーティングが劣化することもあります。
対策:金属製品は手洗い後、すぐに乾燥させることで錆の発生を防ぐことができます。特に鋳鉄製品は手洗い後に油で表面をコーティングして保護すると良いです。
ガラス製品(クリスタルガラス、繊細なワイングラス)
ミーレ食洗機は高温での洗浄では、ワイングラスやジョッキなどのガラス製品、に割れやくもりが起こる可能性があるため注意が必要です。ただし、洗浄モードによっては、ガラス製品の洗浄を行うことも可能です。
理由: クリスタルガラスや繊細なガラス製品は、食洗機の高温や急激な温度変化で割れやすく、また表面が曇ることがあります。
対策: 繊細なガラス製品は手洗いし、乾燥させる際には柔らかい布で丁寧に拭くと良いです。ミーレ食洗機で洗浄する場合「ジェントル45℃」で洗浄してください。
プラスチック製品(軽量なプラスチック、特に高温に弱いもの)
プラスチック製品を食洗機で洗浄した結果、変形してしまった経験がる人は多いはずです。プラスチック製品には熱に強いものと弱いものあるため、食洗機を使用する際は注意が必要です。
理由:軽量のプラスチック製品は食洗機内で飛ばされたり、乾燥モードで高温にさらされて変形することがあります。また、耐熱性の低いプラスチックは変色や劣化が早まることがあります。
対策:プラスチック製品は「ジェントル45℃」(低温モード)で洗うか、手洗いで処理し、洗った後は自然乾燥させることが推奨されます。
シリコンやゴム製品(シリコン蓋、ゴムパーツ)
シリコン製の調理器具や、ゴムのパーツを食洗機で洗った結果、弾力性が失われ、蓋などの密閉度合いを保てなくなったという経験はありませんか?
理由:シリコンやゴム製品は高温による劣化が早く、密閉容器のパーツやシリコン蓋が形状を保てなくなることがあります。また、ゴム製品は経年劣化によって弾力性が失われます。
事例: シリコン製の蓋が食洗機内の高温乾燥で縮んでしまい、密閉性が失われたという報告があります。
対策:シリコンやゴム製品は手洗いし、直射日光や高温の場所での乾燥を避けるようにしましょう。
テフロン加工品(テフロンフライパン)
T-falなどのテフロン加工のフライパンを、食洗機で洗うかどうか、迷いますよね?我が家では、普通に洗ってしまっていますが、実はテフロン加工と食洗機の相性は悪いのです。
理由:テフロン加工は高温に弱く、食洗機内の高温乾燥や強力な洗剤により、コーティングが剥がれやすくなります。これにより、焦げ付き防止の効果が失われてしまいます。
対策:テフロン加工品は手洗いを行い、洗剤は中性洗剤を使用するのが理想的です。アルカリ性洗剤(フィニッシュなど)は、表面のコーティングが剥がれやすくします。
装飾やコーティングが施されたもの(漆器、塗装、メッキの食器)
お椀の塗装や、子供用の食器のイラストなど、表面に加工をしているアイテムは、食洗機に対応していない場合が多いです。
理由:漆器や塗装仕上げの製品、メッキが施された食器は、食洗機の高温や強力な洗剤により、表面の装飾が剥がれたり、変色するリスクがあります。
対策:装飾品やコーティング製品は手洗いし、乾燥は柔らかい布で行い、強力な洗剤やスポンジを避けるようにします。
実際に洗ってしまった失敗例
我が家でミーレ食洗機を使用する中で、実際に洗ってしまった結果、アイテムをダメにしてしまったケースがいくつかあります。
木製のまな板やスプーン
食洗機を導入するまで、我が家では木製のまな板を使用していました。もともと割れていたのですが、数回食洗機で洗った結果、完全にひび割れを起こしてしまいました。(残念ながら写真が残っていませんでした)
また、木製のスプーンも愛用していたのですが、表面の塗装が剥がれ、色が落ち、ガサガサした手触りになってしまいました。今でも使用していますが、どんどん劣化が進んでいるため、皆さんにはステンレス製のスプーンをおすすめします。
プラスチック製品
プラスチック製品には熱に弱いものがあります。試しに、キャンプなどで使うプラスチック製のコップを洗ってみると、1回で変形してしまいました。
我が家では、これまでに調味料入れや、製氷用の容器をダメにしてしまいました。(写真が残っていませんでした)
プラスチック製品を食洗機で使用する際には、必ず食洗機対応かどうか確認してから使用してください。
鋼製の包丁
鋼製の出刃包丁も食洗機で洗った結果錆びが出てきてしまいました。
表面に塗している水筒
水筒も食洗機対応でないものは、表面の塗装が剥がれてきてしまいます。
実際我が家では、2つの水筒がこのような状況になってしまいました。また、保温機能も低下してしまうため、水筒を食洗機で洗う際には、必ず食洗機対応のものにしてください。
テフロン加工をしているT-falの鍋
我が家では、テフロン加工をしている鍋やフライパンを使用しています。基本的には、食洗機との相性は悪いためミーレ食洗機で洗うことはおすすめしません。
テフロン加工は、高温とアルカリ性の洗剤に弱いため、どうしても食洗機を使いたい場合は、中性洗剤を使用すれば劣化の進みを抑えることができます。
ちなみに我が家の考えは、手洗いをするのも予洗いするのも面倒なため、アルカリ性洗剤(フィニッシュ)で食洗機に入れて洗浄しています。どれくらいで劣化してしまうか、検証していますので、結果が出たらまた報告させていただきます。
食洗機対応のおすすめ商品
我が家で使用している食洗機対応のおすすめ商品をいくつか紹介します。
Joseph Joseph まな板
こちらは、食洗機対応で4枚入りのまな板なので
という流れで使用することができるためとても便利でおすすめです。
Joseph Joseph (ジョセフジョセフ) まな板 カッティングボード フォリオ ラージ 4枚 セット 食洗器対応 収納 グラファイト 【正規品】 60184
サーモス 水筒 ケータイマグ 500ml
水筒を手で洗うのはとても大変ですよね。表面の塗装を2つダメにしてしまった我が家としては、水筒は絶対に食洗機対応を選びます。
なんだかんだサーモスの水筒が値段と機能的にバランスがとれてておすすめできます。飲み口がバラバラに分解できるため、そのまま食洗機に入れて洗浄すれば衛生面も安心です。
【食洗機対応モデル】サーモス 水筒 真空断熱ケータイマグ 500ml ホワイト 本体もパーツもすべて食洗機対応 ワンタッチオープン ステンレス ボトル 保温保冷 JOK-500 WH
まとめ
ミーレ食洗機は、日々の家事を大幅に効率化してくれる素晴らしい家電ですが、すべてのアイテムが適しているわけではありません。この記事で紹介した木製品、金属製品、プラスチック製品、シリコンやゴム製品、テフロン加工品、装飾やコーティングが施された製品など、特定の素材や製品は、食洗機の高温や強力な洗浄力により、変形、劣化、損傷するリスクがあります。
こうしたアイテムを誤って食洗機に入れてしまうと、大切な調理器具や食器を傷めてしまう可能性があるため、特に注意が必要です。長く安心して使うためには、各アイテムの素材特性をしっかり理解し、手洗いが適しているものと、食洗機対応のものを見分けることが重要です。
これからミーレ食洗機を使用する皆さんには、この記事でご紹介したポイントをぜひ参考にし、適切な手入れや予防策を取り入れながら、大切なアイテムを長く使い続けてください。
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