【徹底比較】2024年版ミーレ食洗機全モデルのスペック総まとめ

ミーレ食洗機を購入したいと考えている皆さんの中で、次のような悩みを抱えてる人はいませんか?

  • ミーレ食洗機のグレードによるスペックの違いについて知りたい!
  • どの程度のスペックが必要なのか、使っている人の意見が聞きたい!
  • 自分たちにとって本当におすすめの機種はどれなのか知りたい!

ミーレ食洗機の購入を検討し、いざホームページなどで調べてみると、たくさんの機種がありすぎてどれを選べば良いのかわからないという状況に陥ってしまいます。

ミーレ食洗機の機種は大きく4つのグレード2つのサイズによって、スペックを分けることができます。ただ、機種によるスペックの違いを比較しようと思っても、本当に必要な機能が何なのか分かりにくく、結局どの機種を選べばよいか悩んでしまいます。

スクロールできます
60cm価格帯45cm価格帯
プレミアム79シリーズ¥759,000〜¥858,000
ミドルレンジ73・75シリーズ¥484,000〜¥594,00058シリーズ¥407,000〜¥451,000
エントリー71シリーズ¥429,000〜¥462,00056シリーズ¥363,000〜¥396,000
ベーシック52シリーズ¥374,00054シリーズ¥253,000〜¥275,000

ミーレ食洗機は、ドイツ発祥の世界的な家電ブランドで、国内メーカーの食洗機と比較すると初期費用は高いため、本当に必要な機能と値段について知っておかなければ、導入後に後悔してしまう可能性もあります。

この記事では、2024年版のミーレ食洗機全モデルのスペックを徹底的に比較し、それぞれの値段や特徴などをまとめていきます。また、実際に我が家で使用している機種についても触れながら、おすすめの機種とその理由についても言及していきます。

読者の皆さんはこの記事を参考に、自分に最適なモデルを見つけ、素晴らしいミーレ食洗機との生活へ進んでほしいです。

目次

ミーレ食洗機の主要機能と選ぶ際のポイント

ミーレ食洗機の主要機能は以下の8つです。

サイズ:大容量の60cmかコンパクトな45cm

ミーレの食洗機は、幅60cmと幅45cmの2つのサイズが用意されています。

それぞれの外形寸法は以下の通りです。

外形寸法奥行き高さ
45cm448570805ー870
60cm598570805ー870
寸法はm

幅60cmタイプでは12人分(72点)幅45cmタイプは7人分(51点)の食器を一気に洗浄することが可能です。

我が家は幅60cmタイプを使用していますが、4人家族で3食分の食器洗いを、1日1回の洗浄で終えることができます。

ドア:フロントオープンタイプで大容量を実現

ビルトイン食洗機には、フロントオープンタイプスライドオープンの2種類のドア形状があります。ミーレの食洗機はフロントオープンを採用しているため、システムキッチン内のスペースを最大限に活用することができる設計になっています。

ミーレ食洗機では、キッチンに合わせて統一感を持った仕上がりにカスタマイズできるよう、標準ドア装備タイプドア材取付専用タイプオールドア材取付専用タイプの3種類のデザインパターンが用意されています。

標準ドア装備タイプ:現在のキッチンにある食洗機の入れ替えをする場合に最適。操作パネル・ドアの色はプリリアンホワイト。

ドア材取付専用タイプ:ドア材をシステムキッチンの外観に合わせることができるため、キッチンが統一感のあるデザインになる。オプションで、ステンレス/クリーンスチール仕上げ、ステンレスドアキットを取り付けることも可能。

オールドア材取付専用タイプ:フロント全面に、システムキッチンに合わせたドア材、または、ステンレス/クリーンスチール仕上げのMieleドアキットを取り付けることが可能。

Knock2open:オールドア材取付専用タイプの最上位機種では、食洗機のドア上部を2回ノックするとドアが自動的に開くKnock2openという機能が搭載されています。ハンドルのないキッチンデザインに対応することが可能となります。

操作パネル:3種類の操作パネルを用意

ミーレの食洗機の操作パネルは、プログラムセレクタータイプ(押しボタンタイプ)とセンサーボタンタイプタッチコントロールタイプの3種類があります。

プログラムセレクタータイプ(押しボタンタイプ):クラシックなデザインと明確でシンプルなユーザーインターフェースが特徴で、誰でも簡単に操作を行うことが可能です。

センサーボタンタイプ:表示されたプログラムのアイコンをタッチすることで、メニューを選択することが可能で、誰でも直感的に操作を行うことができます。

タッチコントロールタイプ:タッチパネルをスクロールやスワイプすることで、アイコンでプログラムを選択することができ、スマートフォンと同じように操作を行うことができます。

洗浄プログラムの種類と特徴: 各モデルに共通する洗浄プログラムの解説

ミーレ食洗機は、あらゆるニーズに対応した食器洗いプログラムが用意されています。日常的に使用するプログラムは以下の通りです。

  • 「自動45〜65℃」:様々なタイプの残り物が付着した各種食器に対応
  • 「ECO」:経済的に水と電力を節約できるプログラム
  • 「QuickPowerWash 65℃」:通常の汚れの食器を短い時間で最適に洗浄および乾燥させる
  • 「ジェントル45℃」熱に弱い軽い汚れの食器を優しく洗浄する
  • 「インテンシブ75℃」最大の洗浄能力で、深鍋、平鍋などの汚れをしっかり除去する

基本的にこれらのプログラムの中から、時間や汚れなどご家庭ごとの状況に合わせて最も良いプログラムを選択して日々の洗浄を行なっていきます。

上記以外にも、特別な用途に合わせて使用するプログラムも用意されています。

  • 高温洗浄・すすぎ:70℃の高温水で哺乳瓶などを衛生的に洗浄する
  • PowerWash60℃:通常の汚れを徹底的に洗浄
  • ExtraQuiet55℃:低騒音のプログラム
  • 庫内洗浄:食洗機内をしっかり洗浄し、悪臭を防ぐお手入れプログラム
  • SolarSave:卓越した省エネ性能を発揮する

通常の食器洗いだけでなく、「庫内洗浄」のようにメンテナンスに適したプログラムも用意されています。

さらに細かい用途に対応した特別なプログラムまで用意されています。

  • パスタ/パエリア75℃:でんぷんを含む食べ物の汚れ(パスタ、米、じゃがいもなど)を高温で適切に洗浄
  • ボトムソロ65℃:上段バスケットを取り外して、大型のかさばるアイテムを下段バスケットに置いて洗浄する際に使用
  • ビールジョッキ45℃:このプログラムで洗浄したビールグラスには綺麗な泡ができる

ただし、これらのプログラムがすべての食洗機に搭載されている訳ではありません

機種のグレードによって搭載されているプログラムは異なるため、購入する前にどのように使用か検討して選ぶ必要があります。

詳しく使い方を知りたい方はこちら↓↓↓の記事を参考にして下さい。

乾燥機能:センサードライ・余熱乾燥・AutoOpen乾燥は必須

ミーレの食洗機って乾燥機能はついているの?

こんな疑問を持っている人も多いと思いますが、安心してください。ミーレ食洗機は「AutoOpen乾燥」と「余熱乾燥」という2つの方法を組み合わせて乾燥を行います。

ミーレ食洗機は、洗浄サイクルの終了後にドアが自動的にわずかに開く「AutoOpen乾燥」を採用していて、新鮮な空気が機内に流れ込むことで、効果的な自然乾燥が促進されます。

また、洗浄の最後に75℃の高温のお湯を使ってすすぎを行い、その余熱で乾燥を行うため、乾燥にかかる電力は他メーカーの食洗機と比べて少なくて済みます。

ミーレ食洗機は「センサードライ」という機能によってより効率的に乾燥を行います。センサーによって食器の量を確認し、庫内の温度と室温を測定します。 それに応じてプログラムが調整され、最終すすぎの温度の変更などが行われるため、エネルギー消費と運転時間を低減しながら、安定した乾燥を実現します。

ちなみに、「ComfortClose(コンフォートクローズ)」という機能によって、ドアを任意の位置で開けたままにしておくことが可能になります。ドアの開閉や非常にしやすくなるだけでなく、余熱乾燥にもとても有効な機能です。

残念ながら、「AutoOpen乾燥」機能は一部の機種には搭載されていません


余熱乾燥をするためには、ドアが少しだけ空いている必要がありますが、これを毎回手動で行うのは正直面倒なため、せっかくミーレ食洗機を導入するのであれば、「AutoOpen乾燥」は必須の機能と思います。

洗剤自動投入:AutoDosで洗剤を入れる手間も省けます

ミーレ食洗機の画期的な機能として、「AutoDos(オートドス)」と呼ばれる自動洗剤投入システムがあります。

従来の食洗機では、使用ごとに手動で洗剤を投入する必要がありましたが、AutoDos機能を搭載したミーレの食洗機では、専用の「PowerDisk® All in 1洗剤 GS CL 4001 P」を使用することで、洗剤の投入が自動化されます。

毎回の洗剤セットが不要なため、食器洗いの時間をあらかじめ設定しておくと、食器をセットするだけで自動で洗浄が行われます。洗浄時間を夜間に設定することで電気代の節約にもなります。

AutoDos機能をつけるかどうかで値段に大きな差が生まれます。

ちなみに我が家では、付属してきたパワーディスクを使って以来、一度だけリピートをしましたが、現在は別の洗剤を使っているため、AutoDos機能は使っていません。

静音性:「ExtraQuiet 55℃」ではたった40dbという静音レベル

ミーレの食洗機を使っていると、静音性にはとても驚かされます。普段我が家で使用しているオードモードでの洗浄音も、普通に生活をする中では全く気にならないレベルです。

「ExtraQuiet 55℃」プログラムは、非常に静かに運転することを重視したプログラムで、特に夜間や静かな環境での使用に最適です。

特徴
  • 他のプログラムと比べて特に静かな運転音を実現しています。ミーレの静音技術により40dbという静音レベルに抑えているため、洗浄中の音がほとんど気になりません。(40dbは、静かな図書館や郊外の夜間の音レベル)
  • 静音運転のため、洗浄にやや長めの時間がかかります。ゆっくりと食器を丁寧に洗浄することで、汚れを確実に落としつつ、運転音を低く保つことができます。

省エネ性能:すべての機種に搭載されている「ECO50°C」モード

ミーレの食洗機の一番の特徴は、何といっても高い省エネ性能です。

使用する水の量は、最小使用水量がたったの6L。「ECO50°C」プログラムでの標準使用水量は8.9Lで、水道代がたった2.33円しかかかりません。手洗いで食器を洗った場合、使用する水量は133.6L水道代が35円かかるため、ミーレ食洗機を使えば手洗い時の15分の1の水量で洗浄することができます。

電気代も18.9円しかかからないため、水道代と電気代を合わせて21.23円と、手洗いで食器を洗う時の水道代35円より圧倒的に安く、省エネであると言えます。

ミーレ食洗機:水道代2.33円+電気代18.9円=21.23円 圧倒的に安い
手洗い時:水道代35円 

「ECO50°C」プログラムはすべての機種に搭載されているため、ミーレの省エネ性能を実感することができます。

選ぶ際のポイントは全部で6つ

  • サイズ:60cmサイズか45cmサイズ
  • ドアのパネル:標準ドア装備タイプ、ドア材取付専用タイプ、オールドア材取付専用タイプ
  • 操作パネル:プログラムセレクタータイプ、センサーボタンタイプ、タッチコントロールタイプ
  • 洗浄プログラムの種類:普段どのような洗浄プログラムを使う予定か
  • 乾燥機能:余熱乾燥のためにAutoOpen乾燥は必要か
  • 洗剤自動投入:AutoDos機能は必要か

選ぶ際のポイントはそれぞれあると思いますが、最低でも上記の6つについてはしっかりと検討をして機種を選ぶことをおすすめします。

選び方について詳しい記事はこちら↓↓↓をご覧ください。


価格帯別モデル比較

サイズ別の各モデルを以下4つのカテゴリーに分けて説明します。

  • プレミアムモデル:高機能でデザイン性も高く最高水準のパフォーマンスを持つモデル。
  • ミドルレンジモデル:より多くの機能とパフォーマンスを提供するバランスの取れたモデル
  • エントリーモデル :基本的な機能を備えた入門用のモデル。
  • ベーシックモデル:最低限の機能を備え、価格を重視したモデル。
スクロールできます
60cm価格帯45cm価格帯
プレミアム79シリーズ¥759,000〜¥858,000
ミドルレンジ73・75シリーズ¥484,000〜¥594,00058シリーズ¥407,000〜¥451,000
エントリー71シリーズ¥429,000〜¥462,00056シリーズ¥363,000〜¥396,000
ベーシック52シリーズ¥374,00054シリーズ¥253,000〜¥275,000

52シリーズ:60cmベーシックモデル

G 5214 C SCi Active Plus

G 5214 C SCi Active Plusは、60cmのミーレ食洗機において、最低限の機能を揃え安価に抑えたベーシックモデルの機種です。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 5214 C SCi Active Plus自動
価格¥ 374,000インテンシブ75 ℃
モデルドア材取付専用タイプジェントル
操作パネルプログラムセレクターボタン庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構ComfortClose乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

基本的な洗浄機能やAutoOpen乾燥もついていて、コスト的にもかなり安く抑えられているため、特に機能にこだわりがない人は、十分満足できる機種です。

71シリーズ:60cmエントリーモデル

G 7104 Cという品番でミーレのホームページに掲載されている商品は以下の4つです。

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品番G 7104 C SCUG 7104 C SCiG 7104 C SCiG 7104 C SCi
価格¥ 429,000¥ 429,000¥ 429,000¥ 462,000
モデル標準ドア装備タイプドア材取付専用タイプドア材取付専用タイプドア材取付専用タイプ
操作パネルの色ブリリアントホワイトハバナブラウンブリリアントホワイト ステンレススチール 

4つの違いはドアモデルの違いと、操作パネルの色の違いのみです。

G 7104 C SCU

G 7104 C SCUは、ミーレ食洗機の基本的な機能を備えた、エントリーモデルの機種です。

一つ下のグレードであるG 5214 C SCi Active Plusと比較すると、ドア材取付専用タイプが選択可能となり、洗浄プログラムも庫内洗浄モードなど3つと、洗浄オプションが1つ追加されています。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 7104 C SCU自動
価格¥ 429,000インテンシブ75 ℃
モデル標準ドア装備タイプジェントル
操作パネルプログラムセレクターボタン庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構ComfortClose乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

基本的な機能だけでなくデザイン面(システムキッチンに合わせたデザインで施工が可能)での選択肢が広がっているため、機能、デザイン、コストのバランスを取りたいユーザーにおすすめ。

73・75シリーズ:60cmミドルレンジモデル

G 73◯◯という品番でミーレのホームページに記載がある商品は以下の4つです。

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品番G 7314 C SCU AutoDosG 7314 C SCi AutoDosG 7314 C SCi AutoDosG 7364 C SCVi AutoDos
価格¥ 484,000¥ 484,000¥ 517,000¥ 528,000
モデル標準ドア装備タイプドア材取付専用タイプドア材取付専用タイプオールドア材取付専用タイプ
操作パネルの色ブリリアントホワイト ブリリアントホワイトステンレススチールCleanSteel/オブシディアンブラック 

この4つの違いはドアモデルの違いと、操作パネルの色の違いのみです。

G 7314 C SCi AutoDos

G 7314 C SCi AutoDosはミーレ食洗機の中で、より多くの機能とパフォーマンスを提供するバランスの取れたモデルです。

一つ下のグレードであるG 7104 C SCUと比較して、最も大きな違いは洗浄オプションであるAutoDos(自動洗剤投入システム)機能が追加された点です。

他にも洗浄プログラムが2つ追加された点と、オールドア材取付専用タイプが選択可能となった点、操作パネルがセンサーボタンタイプになっている点がグレードアップされています。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 7314 C SCi AutoDos自動
価格¥ 517,000インテンシブ75 ℃
モデルドア材取付専用タイプジェントル
操作パネルセンサーボタンタイプ庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構ComfortClose乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

AutoDos(自動洗剤投入システム)機能を使用したいユーザーはこのグレード以上を選択する必要があります。AutoDos機能で値段が大きく変わるため、価格と機能のバランスを考えて判断する必要があります。
ちなみに我が家はこの機種を使っていますが、機能をかなり持て余しています。

G 7514 C SCi AutoDos

G 73◯◯という品番と同等グレードで125周年記念に発売されたのがG 7514 C SCi AutoDosです。

同等グレードであるG 7314 C SCi AutoDosと比較すると、洗浄プログラムが3つ追加されただけでなく、MaxiComfort Cというバスケットが採用されたり、庫内にBrilliantLight(ブリリアントライト)と呼ばれる照明が設置されたり、125周年記念にふさわしい機能を備えた機種となっています。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 7514 C SCi AutoDos自動
価格¥ 594,000インテンシブ75 ℃
モデルドア材取付専用タイプジェントル
操作パネルセンサーボタンタイプ庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構ComfortClose乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

値段は若干高めなため、ある程度の機能が欲しくて、予算に余裕がある人にはおすすめできます。

79シリーズ:60cmプレミアムモデル

G 79◯◯という品番でミーレホームページに記載がある機種は、以下の2種類です。

ともに125周年記念モデルとして発売されており、ミーレ食洗機の中で最も高機能なモデルとなっています。

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品番G 7914 C SCi AutoDosG 7964 C SCVi AutoDos
価格¥ 759,000¥ 858,000
モデルドア材取付専用タイプオールドア材取付専用タイプ
操作パネルの色オブシディアンブラック CleanSteel/オブシディアンブラック 

2つの違いとしては、ドア材取付専用タイプオールドア材取付専用タイプかという点と、操作パネルの違い、そしてKnock2openという2回ノックをするだけでドアが開く機能がついているかどうかという点になります。

G 7914 C SCi AutoDos

G 7914 C SCi AutoDosは、ミーレ食洗機の中で最も高機能な機種の一つです。

一つ下のグレードであるG 7314 C SCi AutoDosと比較すると、洗浄プログラムが3つ追加されただけでなく、MaxiComfort Cというバスケットが採用されたり、庫内にBrilliantLight(ブリリアントライト)と呼ばれる照明が設置されたりしています。

何より一番大きなポイントは、AutoCloseという電動ドア(少しドアを押すだけで自動で閉まる)が搭載されている点です。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 7914 C SCi AutoDos自動
価格¥ 759,000インテンシブ75 ℃
モデルドア材取付専用タイプジェントル
操作パネルタッチコントロール庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構AutoClose inkl、ComfortClose乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

AutoCloseや、BrilliantLightなどの最高級の機能を堪能したい人におすすめ

G 7964 C SCVi AutoDos

G 7964 C SCVi AutoDosはミーレ食洗機の中での最上位モデル機種です。

すべてのオプション機能を搭載し、Knock2openAutoCloseといった機能でドアの開閉まで自動化されています。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 7964 C SCVi AutoDos自動
価格¥ 858,000インテンシブ75 ℃
モデルオールドア材取付専用タイプジェントル
操作パネルタッチコントロール庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構AutoClose inkl、ComfortClose乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

Knock2openAutoCloseといった最高級の機能と、システムキッチンに合わせたデザインで、キッチン全体を最高級に仕上げたい人におすすめ。

54シリーズ:45cmベーシックモデル

G 54◯◯という品番でミーレのホームページに記載がある商品は以下の2つです。

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品番G 5434 SCU SL ActiveG 5434 SCi SL Active
価格¥ 253,000¥ 275,000
モデル標準ドア装備タイプドア材取付専用タイプ
操作パネルの色ブリリアントホワイトステンレススチール 

2つの違いはドアモデルの違いと、操作パネルの色の違いのみです。

G 5434 SCU SL Active

G 5434 SCU SL Activeはミーレ食洗機の中で最も安価でありつつも、最低限の洗浄機能を備えたベーシックモデルの機種です。

この機種の特徴は、最低限の洗浄機能は備えられていますが、AutoOpen乾燥などのその他の機能がほとんどついていないという点です。

乾燥時に自分で扉を開けて蒸気を解放する必要があるというデメリットがありますが、食器の汚れを落とすという目的であれば、コストパフォーマンス的にも魅力的な機種であると言えます。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 5434 SCU SL Active自動
価格¥ 253,000インテンシブ75 ℃
モデル標準ドア装備タイプジェントル
操作パネルプログラムセレクターボタン庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構ComfortClose乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

45cmサイズのため、キッチンの幅に制限がある場合や、単身者や小家族といった食器が少ない家庭で、なるべくコストを抑えたいというユーザーにおすすめ

56シリーズ:45cmエントリーモデル

G 56◯◯という品番でミーレのホームページに記載がある商品は以下の3つです。

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品番G 5644 SCU SLG 5644 SCi SLG 5644 SCi SL
価格¥ 363,000¥ 363,000¥ 396,000
モデル標準ドア装備ドア材取付専用タイプドア材取付専用タイプ
操作パネルの色ブリリアントホワイト ブリリアントホワイト ステンレススチール 

3つの違いはドアモデルの違いと、操作パネルの色の違いのみです。

G 5644 SCU SL

G 5644 SCU SLは45cmのミーレ食洗機の中で基本的な機能を備えたエントリーモデルの機種です。

一つ下のグレードであるG 5434 SCU SL Activeと比較すると、ドア材取付専用タイプが選択可能となり、洗浄プログラムも庫内洗浄モードなど2つと、洗浄オプションが1つ追加されています。ただ、「自動」モードが削除されているため、汚れに合わせて洗浄プログラムを選択していく必要があります。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 5644 SCU SL自動
価格¥ 363,000インテンシブ75 ℃
モデル標準ドア装備ジェントル
操作パネルプログラムセレクターボタン庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構ComfortClose乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

45cmサイズにという制限がある中で、基本的な洗浄機能やAutoOpen乾燥もついていて、コスト的にもかなり安く抑えられているため、サイズ以外に特に機能にこだわりがない人は、十分満足できる機種です。

58シリーズ:45cmミドルレンジモデル

G 58◯◯という品番でミーレのホームページに記載がある商品は以下の4つです。

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品番G 5844 SCU SLG 5844 SCi SLG 5844 SCi SLG 5894 SCVi SL
価格¥ 407,000¥ 407,000¥ 440,000¥ 451,000
モデル標準ドア装備タイプドア材取付専用タイプドア材取付専用タイプオールドア材取付専用タイプ
操作パネルの色ブリリアントホワイト ブリリアントホワイトステンレススチールステンレススチール

この4つの違いはドアモデルの違いと、操作パネルの色の違いのみです。

G 5844 SCU SL

G 5844 SCU SLは45cmサイズの中で、より多くの機能とパフォーマンスを提供するバランスの取れたモデルです。

一つ下のグレードであるG 5644 SCU SLと比較して、最も大きな違いはMiele@home機能が追加されたことで食洗機のネットワーク化が可能になった点です。

他にも洗浄プログラムが5つ追加された点や、オールドア材取付専用タイプが選択可能となった点がグレードアップされています。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 5844 SCU SL自動
価格¥ 407,000インテンシブ75 ℃
モデル標準ドア装備タイプジェントル
操作パネルプログラムセレクターボタン庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

45cmサイズという制限がある中でもMiele@homeを使用したいユーザーはこのグレード以上を選択する必要があります。ただしAutoDos機能などはついていないため、価格と機能のバランスを考えて判断する必要があります。

実際に使ってみた感想と本当に必要な機能

我が家で使用している機種は、G 7314 C SCi AutoDosになります。2022年5月から使用を開始して、ほぼ毎日稼働している状況です。

はっきり言って、ミーレの食洗機がない生活は考えられないというくらい依存をしています。

ミーレの食洗機をこれから購入する人には、自信を持っておすすめすることができます。

G 7314 C SCi AutoDosのレビュー

スクロールできます
60cm価格帯45cm価格帯
プレミアム79シリーズ¥759,000〜¥858,000
ミドルレンジ73・75シリーズ¥484,000〜¥594,00058シリーズ¥407,000〜¥451,000
エントリー71シリーズ¥429,000〜¥462,00056シリーズ¥363,000〜¥396,000
ベーシック52シリーズ¥374,00054シリーズ¥253,000〜¥275,000

我が家が使っている機種のグレードはミドルレンジで、比較的グレードが高い機種でした。導入時には、知り合いの設計士にお任せしていたため、本当に必要な機能かどうかはそこまで検討していませんでした。

結論から言うと、この機種に満足はしていますが、機能は完全に持て余している状況です。

実際によく使っている機能には◎、あってよかったなと感じている機能に◯をつけてみました。

洗浄プログラム
QuickPowerWash
ECO
品番G 7314 C SCi AutoDos自動
価格¥ 517,000インテンシブ75 ℃
モデルドア材取付専用タイプジェントル
操作パネルセンサーボタンタイプ庫内洗浄
利便性その他洗浄プログラム
AutoDos洗浄オプション
ドアクローズ機構ComfortClose乾燥プログラム
Knock2openAutoOpen乾燥
Miele@homeセンサードライ

普段の洗浄について

普段の洗浄はオート洗浄のため「自動」モードは必須です。洗浄プログラムは一通り試しましたが、結果的に今は使っていません。理由としては、我が家はズボラな性格で、汚れに応じて判断してボタンを押すことが面倒臭いと感じるため、毎回何も考えずに「自動」ボタン押して終了という流れになっているからです。

AutoDos機能は必要?

洗剤に関しては、初めはAutoDos機能で専用の「PowerDisk® All in 1洗剤 GS CL 4001 P」を使用していましたが、臭いが苦手だったことと、値段が高かったこと、それから購入しようとした際に品切れになっていて購入できないことがあった、という理由から現在はタブレット型の洗剤を使用しています。そのためはAutoDos機能は使用してません。

AutoOpen乾燥は必須

乾燥に関しては、AutoOpen乾燥がついていますが、この機能は必須だと感じています。60cmサイズの機種にはすべて搭載されていますが、45cm機種にはAutoOpen乾燥がついていないグレードがあります。AutoOpen乾燥がないと、手動で扉を開けて蒸気を逃す必要があるため相当不便であると思います。ミーレ食洗機は余熱を使って乾燥をするため、しっかりと乾燥をするためにもセンサードライとAutoOpen乾燥は必須の機能です。

定期的なメンテナンス

定期的に庫内洗浄モードを使ってメンテナンスを行なっているため、個人的には庫内洗浄モードはとても重宝しています。ただし、このモードがない場合の代替として、インテンシブ75 ℃での洗浄も同様の効果を得ることができるため、庫内洗浄モードがない機種であっても心配はありません。

子ども対策

最後に操作パネルがセンサーボタンタイプであるという点ですが、小さな子どもが勝手にボタンを押しにくいという点と、デザイン性が高いという点で、プログラムセレクターボタンよりも満足をしています。

子供対策という点では、扉の開閉にチャイルドロック機能はついていますが、ボタンにはチャイルドロックがついていないため、センサーボタンの方がイタズラはされにくいです。ただし1歳の子供でもセンサーボタンを楽しそうに触って遊んでいて、しっかりと反応をしているため、注意は必要です。

G 7314 C SCi AutoDosの評価

以上の点を踏まえ、総合的にみるとG 7314 C SCi AutoDos満足をしています。ただし我が家の場合、結果的には一つ下のグレードでも十分満足できるレベルで使用できると思います。

グレードを下げるだけで値段が10万円近く下がるため、予算と機能で優先順位をつけて機種選びをするといいです。

AutoDos機能のように便利だけども、使ってみると洗剤の臭いに耐えられない(特に妊娠中は無理だったようです)といった理由で使わない機能も出てきます。食洗機なので、洗って乾燥が出来ればOKというスタンスでいると、意外とシンプルな機能でも満足度高く使用することができます。

まとめ

ミーレの食洗機は、高品質で多機能な製品が揃っており、選択肢が豊富です。しかし、すべての機能が必要とは限らず、実際に使用する環境や個々のニーズに合わせて、適切なモデルを選ぶことが重要です。

この記事で紹介したように、ミーレ食洗機の選び方のポイントは以下の6つです。

  • サイズ:キッチンのスペースに合わせて60cmタイプか45cmタイプかを選びましょう。
  • ドアのパネル:キッチンのデザインに合わせて、標準ドア装備タイプ、ドア材取付専用タイプ、オールドア材取付専用タイプから選択します。
  • 操作パネル:使いやすさやデザインに応じて、プログラムセレクタータイプ、センサーボタンタイプ、タッチコントロールタイプを選びます。
  • 洗浄プログラム:普段の使用シーンに合った洗浄プログラムを備えたモデルを選びましょう。
  • 乾燥機能:AutoOpen乾燥やセンサードライ機能があると、より効果的な乾燥が可能です。
  • 洗剤自動投入:AutoDos機能は便利ですが、必要性を慎重に検討しましょう。例

また、実際に使用してみると、一部の機能は想像以上に便利で、他の機能はあまり使わないことがあるかもしれません。特に、乾燥機能や子供対策の観点での操作パネルの選び方など、細かいポイントにも注意が必要です。

最終的に、ミーレ食洗機の選び方は「自分にとって何が本当に必要か」を見極めることが大切です。この記事を参考に、ぜひ最適なモデルを見つけて、ミーレの食洗機による快適な生活をお楽しみください。

ミーレ食洗機を選ぶ時にはこちら↓↓↓の記事を参考にしてください。

ミーレ食洗機の導入をお考えの方へ、購入から設置、使用方法までの全プロセスをまとめました。詳しくは、こちら↓↓↓の記事をご覧ください。

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