2024年12月16日に、ミーレビルトイン食洗機「G 7000」シリーズにリデザインモデルが登場します。

ミーレが提案する「サステナブルな未来」に向けて、パワフルな洗浄力ながら省エネにこだわった新しい洗浄プログラムを搭載し、よりサステナブルに進化しています。
ここでは、ミーレ食洗機の最新機種が、これまでの機種とどのような点が変更されているかを中心に、「G 7000」シリーズリデザインモデルの注目ポイントについてまとめていきます。
キーワードは「サステナブル」新モデルの進化ポイントは3つ

今回のリデザインを行う上で、「サステナビリティへの取り組み」が重要なキーワードとなっています。
125年以上の歴史を誇るミーレが、製造から家庭使用までCO2排出削減を重視し、特に使用段階での排出量削減を目指すために、3つのポイントを掲げています。
- 新洗浄プログラム搭載
- XXLモデルの登場
- 独自のバスケット
2つの新洗浄プログラムでよりエコに

- 「ComfortWash 45℃」
- 「ComfortWash+ 55℃」
これまでのECOプログラムでは、少ない水でゆっくり洗浄を行っていたため、洗浄完了まで約4時間の時間を要していました。
今回のリデザインでは、消費電力を抑えながら、食器の種類に応じて最適な洗い上がりを実現する、2つのプログラムが追加されました。
「ComfortWash 45℃」
洗浄時間が2時間半ほどで、従来のECOプログラムより、1.5時間短縮されました。
消費電力も抑えられているため、日常使いに最適なプログラムです。
「ComfortWash+ 55℃」
食器に付着した様々な汚れを、消費電力を抑えながらしっかりと洗浄・乾燥してくれるプログラムです。
洗浄時間は約2時間半ほどで、従来のECOプログラムより、1.5時間短縮されました。
XXLモデルの登場でラインナップ強化

これまでのミーレ食洗機は、本体高さが81cmでしたが、今回のリデザインで高さ85cmのXXLモデルが登場しました。
これにより、キッチンカウンターが90cmといった高さのキッチンにも対応可能になりました。
また、上段バスケットの高さが高くなったことで、下段だけでなく上段にも大皿をまとめて入れることが可能になりました。
また、これまでオプション別売りのドア材が必要であった、全面ステンレスの食洗機が、「ステンレス標準ドア装備モデル」(G 7130 C SCU ED)として新登場しました。
進化したバスケット設計

XL-Assist(G 77xx / G79xx のみ)

下段バスケットには、ボウルや耐熱皿、鍋などの食器を立てかけるのに便利な、XL-Assistが搭載されました。
食器を斜めに固定できるため、下に小さなボウルなどを置くことも可能で、スペースを無駄なく活用できます。
FlexCare Glass&Bottle

これまでもあったグラスホルダーが改良され、一部を上にたたむことで、ボトルなどの背の高い容器を立てかけることができます。
グラスホルダーとしても使用できますし、上に小さいカップなどを載せることも可能です。
MultiClip

洗浄力の強いミーレ食洗機では、軽いプラスチック容器やふたなどが、洗浄中の⽔圧で⾶んだりひっくり返
ったりすることが多いです。
今回搭載されたMultiClipは、軽いプラスチック容器やフタなどを挟み、固定することができます。
すべてに搭載される注目機能

AutoOpen乾燥
ミーレ食洗機は、洗浄サイクルの終了後にドアが自動的にわずかに開く「AutoOpen乾燥」を採用していて、新鮮な空気が機内に流れ込むことで、効果的な自然乾燥が促進されます。
また、洗浄の最後に75℃の高温のお湯を使ってすすぎを行い、その余熱で乾燥を行うため、乾燥にかかる電力は他メーカーの食洗機と比べて少なくて済みます。
洗剤自動投入システム AutoDos
従来の食洗機では、使用ごとに手動で洗剤を投入する必要がありましたが、AutoDos機能を搭載したミーレの食洗機では、専用の「PowerDisk® All in 1洗剤 GS CL 4001 P」を使用することで、洗剤の投入が自動化されます。
毎回の洗剤セットが不要なため、食器洗いの時間をあらかじめ設定しておくと、食器をセットするだけで自動で洗浄が行われます。洗浄時間を夜間に設定することで電気代の節約にもなります。

Mieleアプリでホームネットワーク化
ミーレの家電製品はMiele@homeシステムによって、家電機器のネットワーク化に対応しています。(一部の機種は対応不可)
専用のMieleアプリを使うことで、食洗機だけでなく、洗濯機やオーブンなどのミーレ家庭用機器の状態をいつでも見ることができ、いつでもどこでも簡単に操作をすることが可能です。
ミーレ食洗機 G7000シリーズ リデザインモデル

標準ドア装備タイプ(SCU) | ![]() | ![]() | ||
G 7130 C SCU BW | G 7604 C SCU BW | |||
ブリリアントホワイト 451,000円 | ブリリアントホワイト 484,000円 | |||
![]() | ||||
G 7130 C SCU ED | ||||
ステンレス(クリーンスチール) 484,000円 | ||||
ドア材取付専⽤タイプ(SCi) | ![]() | |||
G 7130 C SCi BW | ||||
ブリリアントホワイト 451,000円 | ||||
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
G 7130 C SCi ED | G 7604 C SCi ED | G 7714 C SCi OS | G 7934 C SCi | |
ステンレス(クリーンスチール) 484,000円 | ステンレス(クリーンスチール) 517,000円 | オブシディアンブラック 594,000円 | オブシディアンブラック 759,000円 | |
専⽤タイプ | オールドア材取付![]() | ![]() | ||
G 7654 C SCVi OS | G 7984 C SCVi OS | |||
528,000円 | 858,000円 | |||
![]() | ||||
G 7659 C SCVi XXL OS | ||||
550,000円 | ||||
AutoDos | ● | |||
Mieleアプリ対応 | ● | |||
Knock2Open(ノック2回で開くドア) | ー | ー (SCVi:●) | ||
BrilliantLight(庫内灯) | ー | ● | ||
AutoOpen乾燥SensorDry | ● | |||
洗浄プログラム数* | 10 | 12 | 15 |
従来モデルとの比較

G 7130 C SCU BW と G 7314 C SCU AutoDosで比較
ミーレ食洗機の基本的な機能を備えた、エントリーモデルである、従来モデルのG 7314 C SCU AutoDosと、リデザインモデルのG 7130 C SCU BWで比較をしていきます。
リデザインモデル | 従来モデル | |
![]() | ![]() | |
品番 | G 7130 C SCU BW | G 7314 C SCU AutoDos |
---|---|---|
価格 | ¥451,000 | ¥ 407,000 |
モデル | 標準ドア装備タイプ | 標準ドア装備タイプ |
操作パネルの色 | ブリリアントホワイト | ブリリアントホワイト |
AutoDos | ● | ● |
Miele@homeによるネットワーク | ● | ● |
運転音 dB | 44dB | 43dB |
食器量認識機能 | ー | ● |
洗浄プログラム | 9 | 10 |
洗浄オプション | 6 | 5 |
バスケットデザイン | 7 | 4 |
利用可能言語 | 6 | 5 |
基本的な性能は大きく変わらない
この2つの機種については、特に大きな性能の違いはありません。
金額的に、従来モデルのG 7314 C SCU AutoDosは以前は¥ 484,000 → ¥ 407,000となっていて、現在はお得に購入することが可能です。
どちらも、AutoDos機能や、Miele@homeによるネットワークの利用が可能であり、ミーレ食洗機の魅力を十分感じることができる性能となっています。
食器量認識機能がなくなっている点や、運転音が1dB大きくなっている点は若干気になりますが、正直そこまで気にする必要はありません。
洗浄プログラムの違い
リデザインモデル | 従来モデル |
![]() | ![]() |
G 7130 C SCU BW | G 7314 C SCU AutoDos |
洗浄プログラム9種 | 洗浄プログラム10種 |
QuickPowerWash (クイックパワーウォッシュ) | QuickPowerWash (クイックパワーウォッシュ) |
ECO | ECO |
自動 | 自動 |
インテンシブ75 ℃ | インテンシブ75 ℃ |
PowerWash | PowerWash |
ジェントル | ジェントル |
ComfortWash 45 °C | 高温洗浄・すすぎ |
ComfortWash+ 55 °C | ソーラーセーブ |
庫内洗浄 | エクストラクワイエット 40 dB(A) |
庫内洗浄 |
洗浄プログラムは、従来モデルが10種だったのに対して、リデザインモデルになり9種に減っています。
しかし、今回のポイントとなっている新たな洗浄プラグラムである、「ComfortWash 45℃」と「ComfortWash+ 55℃」が追加されたことで、よりサステナブルな製品になっています。
洗浄オプションの違い
リデザインモデル | 従来モデル |
![]() | ![]() |
G 7130 C SCU BW | G 7314 C SCU AutoDos |
洗浄オプション6種 | 洗浄オプション5種 |
AutoDos | AutoDos |
IntenseZone (インテンスゾーン) | IntenseZone (インテンスゾーン) |
エクストラクリーン/洗浄プラス | エクストラクリーン/洗浄プラス |
エクストラドライ | エクストラドライ |
BottleClean | エクスプレス |
Quick |
洗浄オプションに関しては、従来モデルが5種であったのに対して、リデザインモデルは6種類と1つ増えてます。
共通しているAutoDosやIntenseZone (インテンスゾーン)以外に、BottleCleanやQuickが新たに追加されています。
BottleCleanは、バスケットにFlexCare Glass&Bottleが採用されたため、背の高いボトルの洗浄時に使用することをおすすめします。
バスケットデザインの違い
リデザインモデル | 従来モデル |
![]() | ![]() |
G 7130 C SCU BW | G 7314 C SCU AutoDos |
バスケットデザイン7種 | バスケットデザイ4種 |
カトラリートレイ 3D MultiFlex トレイ C | カトラリートレイ 3D MultiFlex トレイ C |
箸ホルダー | 箸ホルダー |
FlexCareカップラック×1 | FlexCareカップラック×1 |
バスケットのデザイン ExtraComfort C | バスケットのデザイン ExtraComfort C |
FlexCareグラスホルダー×3 | |
MultiClip | |
FlexCareグラス&ボトル |
バスケットデザインに関しては、共通する3D MultiFlex トレイ CやExtraComfort C以外に、今回ポイントとなっているMultiClipやFlexCareグラス&ボトルが追加で搭載されています。
購入ガイド
- パターン1:ハウスメーカー、リフォーム会社、工務店など
- パターン2:ミーレ直営店や販売店、ミーレオンラインショップ
- パターン3:楽天市場などのネットショップ
また、新築なのかリフォームなのかでも流れが変わってきます。

キャンペーン情報
ミーレのホームページでは、定期的に公式キャンペーンが行われています。現在は125周年記念として、「Miele125周年記念キャンペーン 125 years of quality.」と題し、無料の125週間延長保証やギフトの贈呈を行なっています。
また、2024年8月27日 (火) ~ 11月7日 (木)12月27日(金)で食器洗い機&ランドリー 送料・設置料 無料キャンペーンも行なっています。キャンペーン特設ページはこちら

まとめと展望
2024年12月に登場したミーレのビルトイン食洗機「G 7000」シリーズリデザインモデルは、機能面で大幅に進化を遂げました。
特に、エコと省エネを意識した新洗浄プログラムやXXLモデルの追加は、幅広いニーズに対応したラインナップを実現しています。
日常使いに最適な「ComfortWash」や、背の高いボトルに対応した「FlexCare Glass&Bottle」など、使いやすさを追求した細やかな改良も魅力的です。
また、ミーレが掲げる「サステナブルな未来」への取り組みは、製品のすべてに反映されており、環境への配慮と高性能を両立した選択肢として、多くの家庭に新しい価値を提供します。
リデザインモデルで、洗練されたデザインと先進技術を日々の暮らしに取り入れ、快適でサステナブルな生活を始めてみてはいかがでしょうか?


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